①2019/7/25 カウンセリングの約1週間後に検査の上、動脈硬化症の診断、再生医療の適応としては動脈硬化が妥当。診断の当日に脂肪採取。即日、院内細胞培養室にて幹細胞培養、約1か月後に投与予定となる。
②2019/8/20 初回投与
ADMSC(自己脂肪由来間葉系幹細胞)投与初回
総投与数 / 1億2700万個
投与法:経静脈的投与(点滴)
現在膝の痛みはない。足がつるのが気になる。点滴後、腹部・左膝周辺・右膝周辺・右下腿・足先に細胞が回っているのが感じられたとのこと。
③2019/9/24 2回目投与
ADMSC(自己脂肪由来間葉系幹細胞)2回目投与
総投与数 / 1億1300万個
投与法:経静脈的投与(点滴)
3回目以降も希望されるが、少し間隔を伸ばしていこうかと相談があり、3~6か月の間隔をお勧めした。
④2019/10/23 経過観察
以前は杖歩行になるのかと心配があったが、現在の調子は良い。臀部~両下腿にかけての神経痛のようなものも改善している。両足の安定感があり、片脚で跳ねることもできるようになった。快調。今後も継続したい。
⑤2019/11/19 3回目投与 および 検査
ADMSC(自己脂肪由来間葉系幹細胞)3回目投与
総投与数 / 1億1200万個
投与法:経静脈的投与(点滴)
動脈硬化の数値にも一部改善がみられた。
【IMT/CAVI/ABI】
11月検査結果 |
右
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左
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IMT(頸動脈超音波検査) |
Max 1.9(-0.4)
Mean 1.1
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Max 1.3(+0.1)
Mean 1.1
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CAVI(動脈の硬さの指標) |
8.8
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9.0
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ABI(下肢動脈の狭窄・閉塞の評価指標) |
1.14
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1.14
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⑥2020/1/21 4回目投与 および 検査
ADMSC(自己脂肪由来間葉系幹細胞)4回目投与
総投与数 / 1億2600万個
投与法:経静脈的投与(点滴)
足関節の動きが良くなった。足が地についている感じ。快調で感激している。肩こりも以前よりは楽になり、徐々に改善している。高いところにも腕を伸ばして物が取れる。
【簡易慢性疼痛評価】
PI(簡易疼痛評価) |
「日常生活の全般的活動行能力、通常の仕事(家事含む)、睡眠、気分・情緒、対人関係、生活を楽しむこと」など全項目が支障ないと回答。
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PCS(痛みに対する破局的思考の程度) |
0
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PDAS(疼痛生活障害評価) |
2「ゆっくり走る」「階段の昇降」には少々困難を感じるものの、「腰を曲げて床のものを拾う」「買い物に行く」「友人を訪れる」「バスや電車に乗る」「レストランや喫茶店に行く」「重いものを持って運ぶ」「料理をする、食器洗いをする」「腰を曲げたり伸ばしたりする」「手を伸ばして棚の上から重いものを取る」「体を洗ったり、拭いたりする」「便座に座る、便座から立ち上がる」「ベッドに入る、ベッドから出る」「車のドアを開けたり閉めたりする」「じっと立っている」「平らな地面の上をあるく」「趣味の活動を行う」「先発する」などの18項目に全く困難(苦痛)はないと回答
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ADS(不安・抑うつ評価) |
4
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⑦2020/6/23 5回目投与 および 検査
ADMSC(自己脂肪由来間葉系幹細胞)5回目投与
総投与数 / 1億2100万個
投与法:経静脈的投与(点滴)
庭仕事がストレスなくできる。足のこむら返りが無くなった。元気に過ごせている。治療をずっと継続したい。
11月予定の再生医療6回目投与予定を1か月早めたいとお電話があり10月にくりあげて再予約。
⑧2020/10/9 6回目投与 および 検査
ADMSC(自己脂肪由来間葉系幹細胞)6回目投与
総投与数 / 1億1500万個
投与法:経静脈的投与(点滴)
庭仕事など、ここ数日根を詰めてやってしまったので、右腰から強い張りと膝の痛みがある。投与中の不快症状はなし。投与後、久しぶりの投与なので、頭や、腰、膝などにビンビン体感があるとのこと。左肩から肩甲骨、腰、右つま先にピリピリ感が残る。
【簡易慢性疼痛評価】
PI(簡易疼痛評価) |
断続的に痛みを感じている。
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PCS(痛みに対する破局的思考の程度) |
0⇒3で「痛みが消えるかどうかずっと気にしている」「他の痛みについて考える」
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PDAS(疼痛生活障害評価) |
2⇒7「掃除機掛け、庭仕事など家の中の雑用」「腰を伸ばしたり曲げたりする」「手を伸ばして棚の上から重いものを取る」「趣味の活動を行う」など少々困難を感じる動作が多くなっていました。
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ADS(不安・抑うつ評価) |
4⇒7
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⑨2020/12/1 7回目投与 および 検査
ADMSC(自己脂肪由来間葉系幹細胞)7回目投与
総投与数 / 1億1200万個
投与法:経静脈的投与(点滴)
右臀部、膝が痛い。簡易慢性疼痛評価は以下の通り。投与中、気分不良なし。(細胞が)循環しているのが分かる。今左膝に来ている。左にも来ているけれど、右の方が強く感じる。左の肩甲骨にも治療しているように感じるとのこと。投与後、のどがイガイガしたのがすっと取れた。前回もだが、投与中は点滴をしている方の腕が肩にかけて鈍痛がした。今は痛みはなく、大丈夫。
【簡易慢性疼痛評価】
PI(簡易疼痛評価) |
痛みを感じている。
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PCS(痛みに対する破局的思考の程度) |
0⇒18で「痛みが消えるかどうかずっと気にしている」「もう何もできないと感じる」「痛みは恐ろしく痛みに圧倒されると思う」「これ以上対得られないと感じる」「痛みがひどくなるのではないかと感じる」
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PDAS(疼痛生活障害評価) |
7⇒16で特に「ゆっくり走る」「重いものを持って運ぶ」など困難だと回答されています。
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ADS(不安・抑うつ評価) |
7⇒18
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⑩2021/2/16 8回目投与
ADMSC(自己脂肪由来間葉系幹細胞)8回目投与
総投与数 / 1億1250万個
投与法:経静脈的投与(点滴)
前回細胞投与後に、右肩が痛くなったのは、右の奥歯が原因(現在治療中)だったとのこと。
⑪2021/4/27 9回目投与
ADMSC(自己脂肪由来間葉系幹細胞)9回目投与
総投与数 / 1億1300万個
投与法:経静脈的投与(点滴)
細胞投与の間隔があくと、右膝の痛みが強くなるとのこと。膝の痛みが強ければ、膝に直接注射で細胞を入れることも可能である旨を説明。年内にあと3回投与のご希望があり、了承、プランニングしていくこととする。本日は点滴からのみの細胞投与。
⑫2021/6/29 10回目投与
ADMSC(自己脂肪由来間葉系幹細胞)10回目投与
総投与数 / 1億400万個
投与法:経静脈的投与(点滴)
「お陰様で調子が良い」とのこと。膝への注射での細胞投与は希望されず、今回も点滴からの細胞投与となった。
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