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【再生医療】症例(1) 60代男性 認知機能障害(レビー小体型認知症)
2021.10.08
ご相談内容 |
物忘れ、睡眠障害で大学病院を受診したところ、レビー小体型の認知症疑いと診断され、認知症薬の処方を受け症状はどうにか抑えているものの、徐々に認知機能が悪化しているので症状を改善したいと、再生医療を希望されました。 |
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治療方針 |
MMSEという認知機能試験を行ったところ、25/30ポイントで認知機能の低下症状が明らかなレベルでした。テストの中には暗算で100から7づつ引いていくものがありますが、計算が正しくできずに100の次が86と誤ってしまい、その次は「私何をするんでしたっけ?」というような状況でした。他院に通院治療されていましたが、症状の改善が見られないこともあり、再生医療で補完することになりました。 |
治療経過 |
①2019/4/15 脂肪採取脂肪組織採取/血清用採血⇒即日、院内細胞培養室にて幹細胞培養。順調に育成し、約1カ月後に第1回目の投与となりました。 ②2019/5/7 ADMSC(自己脂肪由来間葉系幹細胞)投与初回 ③2019/5/25 ADMSC(自己脂肪由来間葉系幹細胞)2回目投与 ④2019/6/20 経過観察 ⑤2019/7/8 ADMSC(自己脂肪由来間葉系幹細胞)3回目投与 ⑥2019/8/13 経過観察 「他院のセカンドオピニオンも受けているが、あまり再生医療には肯定的ではない。治療費負担が小さくないので慎重に治療を進めていきたい。」ということでしたので、参考資料として、認知症に関する論文資料をお渡ししました。 ⑦2019/8/31 ⑧2019/9/21 ADMSC(自己脂肪由来間葉系幹細胞)4回目投与 ⑨2019/12/20 ADMSC(自己脂肪由来間葉系幹細胞)5回目投与 ⑩2020/5/23 ADMSC(自己脂肪由来間葉系幹細胞)6回目投与 ⑪2020/6/20 経過観察 ⑫2020/7/28 経過観察 |
治療状況 |
幹細胞投与1カ月後に、MMSE試験(認知機能テスト)のスコアも大幅に改善し、悪夢を見る症状も無くなりましたが、様々な認知機能の低下に関してはまだ満足いく回復が十分いられていないので、今でも定期的に治療を続けられている状況です。 |
治療期間 |
継続中 |
費用 |
当初1月間で2回の投与 その後、現在6回継続投与しています。 |
治療のリスク |
・採血時:穿刺部疼痛、皮下出血、神経障害 |